プロとアマチュアの違い2015年09月27日 13:43

 20年以上前のことですが、F1ドライバーの中嶋悟が引退した時に、Number(だったと思います)の中嶋悟特集を買いました。
 その中で印象に残っていた言葉をネットで探したら、あるにはあったのですが私の記憶と少し違っていました。
 雑誌は捨ててしまったので確認はできませんし、20年以上前の記憶なのでネットに掲載されている方が正しいと思うしかありません。
 その内容は以下のとおりです。

「F1を、同じ車で同じタイヤで同じ燃料で走らせて競わせれば、どのドライバーが一番速いか分かる、という人がいる。そういう人は精神がアマチュアなんだね。プロって何かわかってない。お金、環境、道具、あらゆる要素を有利に揃えて、圧倒的に勝つところを見せる、それがプロなんだ。」(中嶋悟)

 F1はチーム(マシン)間の性能差が非常に大きく、どんなに天才的なドライバーであったとしても、下位チームに所属していてはレースに勝つことはできません。
 そんな状況にあって誰もが一度は思うのが、「同じマシンに乗らないとドライバーの差って分からないよね」ということ。
(私の記憶では、上記内容の他、「ドライバだけではなく、チームも一番良いマシンを作ろうとして戦っているんだ。」というような表現があったと思っていました。)

 記憶違いはさておき、これって仕事(ビジネス)も同じだなと思いました。
 あるマーケットで事業を展開している会社というのは多数あり、それぞれの環境やリソース(人・物・金)は全然違います。
 その中でいかに自分たちの力を最大限に発揮させる、弱いところがあればそこを強くしていくなどして、他社に少しでも優るものを作っていく。
 ハードウェアが劣っている、ソフトウェアが劣っている、マーケティングが劣っている、個別の要素が劣っていたとしても、総合力で他社より優れているものを作り出す。そのために力を合わせて最大限の良い商品を創りだす。
 「うちはハードウェアだけなら他社に負けないんだけど、他が悪くて」と言っても、誰も見向きもしない。

 会社にいると「あの部署が悪くて良いものが作れない」と、責任をなすりつけ合う愚痴はよく聞きます。社内の愚痴として言うのは構いませんが、外部に向けて「この部分はもっと性能が出せるのですが、他の要因でできていません」というのは、いわゆる「精神がアマチュア」というところなのかもしれません。
 今のマクラーレンホンダチームが責任を擦り付け合っている姿と重なってしまうのが寂しいです。

 他人のことはさておき、仕事では他部署のせいにしないような風土作りを、まずは自分の周囲から少しずつ進めていきたいと思います。

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